携帯（スマホ）の料金はみなさん月額いくらくらいかかっているでしょうか。

毎月5,000円～10,000円ほどかかる人もいれば、1,000円ほどで済んでいる人もいるかと思いますが、実際どのくらいが平均額なのか気になりますよね。

そこで本記事では、携帯（スマホ）料金の月額平均について年代別で解説！

スマホ代が高くなる理由から、安くしたい人必見の見直し方法まで紹介します。

果たして自分のスマホ代は平均と比べて高いのか、ここからどのくらい安くできるのか、ぜひ本記事でチェックしてくださいね。

携帯（スマホ）料金の毎月の平均はいくら？

携帯（スマホ）料金の月額平均は年々安くなっており、総務省の調査によると2021年3月時点で約5,824円でした。

年代	総額の月平均
2019年9月	約6,920.6円
2020年3月	約5,979.3円
2020年9月	約6,010.5円
2021年3月	約5,824.8円

これは携帯会社に支払っている料金の平均となっており、端末代やデータ通信料金を合わせた総支払い額です。

だいたい5,000円を平均として、自分の毎月の支払い額が一般的に高いか低いかを判断しましょう。

しかしスマホ代の内訳によっては、総支払い額が大きく異なります。

例えば端末代をすでに全額支払っている場合は総額が安くなる可能性が高く、実際に2,000円～3,000円程度に収まる人が多いです。

※引用：総務省「携帯電話ポータルサイト」

また1人暮らしなど世帯人数によっても平均額が変わるので、詳しく見ていきましょう！

スマホ代の内訳とデータ通信量の目安

スマホの総支払い額は内訳によって変動しますが、主に以下の内容で構成されています。

大手キャリアなどで設けているプランは、上記の基本料金とデータ通信料を含んでいることが多いです。

そのためスマホの総支払い額のほとんどが通話＋データ通信料となっており、データ通信量と通話時間が多いほど高くなるシステム。

実際にデータ通信量や音声通話量だけの月々の平均額は3,297.1円となっており、総支払い額の半分以上を占めています。

年代	データ通信＋音声通話の月平均
2019年9月	約4,287.3円
2020年3月	約3,772.5円
2020年9月	約3,451.9円
2021年3月	約3,297.1円

データ通信量はプラン内で「5GBまで」のように決まっていることが多いので、自分が普段どのくらい利用するかを把握しておきましょう。

例えば1GBのデータ通信量で利用できる目安は以下の通りです。

※引用：消費者庁「自分に合った携帯料金プランになっていますか？」

自分の利用状況に合ったデータ容量のプランを選択することで、支払いを最低限に抑えて無駄なくスマホを利用できますね。

1人暮らしを含む世帯人数別の携帯（スマホ）代・通信費を比較

1人暮らしを含む世帯人数別の月額の携帯料金平均は、以下の通りです。

世帯人数	平均 （通信・通話料＋本体代）	1人あたり
1人	6,164円 （5,301円＋863円）	6,164円
2人	10,381円 （8,477円＋1,904円）	5,190.5円
3人	14,781円 （12,877円＋1,904円）	4,927円
4人	17,486円 （15,006円＋2,480円）	4,371.5円
5人	19,487円 （16,942円＋2,545円）	3,897.4円
6人	23,609円 （20,641円＋2,968円）	3,934.83円

携帯料金の全体平均は約5,824円でしたが、世帯人数が多いほど1人あたりの料金は安い傾向にあります。

家族割を活用したり、Wi-Fiルーターを共有して通信環境を整えたりすることで、安くできるのでしょう。

1人暮らしの場合でも、ネット回線割などで安く利用している人もいるかもしれません。

では「世帯人数の平均よりも高かった！」という場合、どんなことが原因と考えられるのでしょうか。

次項でスマホの料金が高くなる理由を探っていきます。

携帯（スマホ）代が平均よりも高くなる主な理由

携帯料金が平均よりも高くなる主な理由は、以下4つが考えられます。

それぞれの要因を詳しく解説するので、自分の状況に当てはまるものがあれば、見直しのポイントとして参考にしてください。

契約した料金プランが高い

携帯代が高くなる理由の1つは、必要以上に高額な料金プランを契約していることです。

例えば月に5GB程度しか使用しないにもかかわらず、20GBや30GBといった大容量プランを契約していると、不必要に高額な料金を支払うことになります。

また総務省の調査によると、月間で使用するデータ通信量の平均は8～10GBです。
※参照：総務省「移動通信トラヒックの現状（令和6年3月）」

「たくさん使うかもしれないから、多めのプランで契約しておこう」とする人は多いですが、そのまま放置しておくと無駄な出費となるので注意しましょう。

通話料金が高い

携帯代が高くなる理由の2つ目は、通話時間や回数が多いことで通話料金が高くなることです。

通常の通話料金は1分あたり20円程度なので、例えば1日30分の通話を20日間行うと月額12,000円になります。

特に仕事や個人的な理由で頻繁に長時間の通話をする人は、支払い額が高くなるので注意しましょう。

長電話を続けてしまうと請求書が届いた時に予想外の出費になるので、予め自分の通話パターンを把握してプランやオプションを見直すことが大切です。

オプション料金が高い

携帯代が高くなる理由の3つ目として、オプション料金の高さが挙げられます。

実際には使用していないオプションサービスに加入したままだと、無駄な支払いになるでしょう。

代表的なオプションサービスには以下のようなものがあります。

上記のサービスは、それぞれ月額数百円から数千円程度の料金がかかります。

例えば端末保証に700円、セキュリティサービスに500円、音楽ストリーミングサービスに980円加入していると、月額2,180円もの追加料金が発生することに。

特に契約時に無料期間があったサービスが、知らないうちに有料になっているケースもあるので注意が必要です。

端末／機種本体代が高い

携帯代が高くなる理由の4つ目は、端末／機種本体の価格が高いことです。

最新のiPhoneシリーズは100,000円を超えることも珍しくなく、端末を分割払いで購入すると毎月の支払い額に大きく影響するでしょう。

例えば120,000円の端末を24回の分割払いで購入した場合、毎月5,000円の支払いが発生します。

高い端末だと完済までは痛い出費が続いてしまい、平均額を上回りやすいです。

一方で総務省の調査によると、端末代の月額平均は約2,717.4円でした。

年代	料金
2019年9月	約3,706.3円
2020年3月	約3,333.2円
2020年9月	約2,918.3円
2021年3月	約2,717.4円

必要以上に高機能な端末を選ばず、自分の使用目的や予算に合わせることで、毎月の携帯（スマホ）代を抑えられるでしょう。

携帯料金を安くしたい人必見！スマホ代の見直し方法を紹介

スマホ料金の月額の平均を見て「平均より高いから安くしたい！」と思った人向けに、おすすめの見直し方法を紹介します。

ぜひ自分の使用状況に合わせて実践してみてくださいね！

料金プラン（データ容量）を見直す

すぐにできる携帯／スマホ料金を安くする方法は、料金プラン（データ容量）を見直すことです。

実際の使用量よりも多いデータプランを契約している可能性があるため、以下の手順で見直してみましょう。

多くの携帯会社では、マイページやアプリで過去のデータ使用量を確認することができます。

3ヶ月から半年程度の期間で使用量を確認し、適切なプランを選択しましょう。

また一部の携帯会社では使用量に応じて自動的に料金が切り替わる変動制プランもあるので、毎月最低限の支払いになることで長期的な節約につながります。

通話料金や時間を見直す

毎月の通話時間が多くなりがちの人や、逆に通話が極端に少ない人は、以下のような方法で通話料金の見直しをしましょう。

多くの携帯会社が提供している「かけ放題」や「5分無料通話」などのオプションを利用することで、自分の目的に合わせて定額で通話を楽しめます。

ただしオプション料金として数百円から数千円程度かかるので、無料で通話したい人はSkypeやLINEなどのアプリがおすすめです。

もしデータ通信量が増えて契約プランのGB数を超過してしまう場合は、Wi-Fiを利用して無料で通話できる「Wi-Fi通話」もあります。

いずれにせよ、オプション料金・データ通信量・Wi-Fi環境への料金などが別途必要なので、そもそもの通話時間を管理することが大切です。

不要なオプションを見直す

現在使っていないオプションがある場合は、解約することで毎月の携帯料金を削減できます。

オプションを見直す手順は以下の通りです。

定期的にオプションサービスの利用状況を確認し、本当に必要なものだけを残すようにしましょう。

特に契約時に無料だったサービスが知らないうちに有料になっているケースもあるので、無料期間も事前に確認しておくことが大切です。

Wi-Fiの活用でデータ量を抑える

データ通信量が多いほど料金プランが高くなるため、以下のようにWi-Fiを上手に利用することがおすすめです。

自宅で過ごす時間が長い場合は家庭用Wi-Fiルーターを導入することで、大幅にデータ通信量を削減できます。

初期費用はかかりますが、長期的には携帯料金の節約につながるでしょう。

あるいは職場や学校の他にカフェなどの公衆Wi-Fiを利用する方法もありますが、セキュリティ面に配慮が必要です。

Wi-Fiがない際にはオフライン機能を活用したり、アプリの自動アップデート・YouTubeなどの高画質視聴をWi-Fi接続時のみに行ったり調整するのがおすすめ！

上記の方法を上手に組み合わせることで、月々のデータ通信量を削減し、より安価な料金プランへの変更ができるでしょう。

セット割引を利用する

携帯料金を効果的に削減する方法の1つとして、以下のようなセット割引の活用があります。

家族で契約している人は家族割引や固定電話の割引がある他、1人暮らしの場合でも電気・ガスとのセット割引などで安くできます。

実際に消費者庁の調査報告によると、約7割の人が何らかの割引を受けているようです。

※引用：消費者庁「ご存じですか？携帯のこと」

セット割引を上手に活用することで、携帯料金だけでなく光回線や電気・ガス料金なども含めた総合的な生活コストの削減ができるでしょう。

ただし割引額に惹かれて不要なサービスを契約してしまうと、かえって出費が増える可能性があるので注意してください。

格安SIMの携帯（スマホ）料金なら、大手キャリアの半額以下！

「もっと大幅にスマホの料金を安くしたい！」という人は格安SIMへの乗り換えがおすすめで、なんと料金が大手キャリアの半額になる可能性があります。

現在使っている本体端末にこのSIMカードを差し込むだけで使えるので、機能性をそのままに料金を抑えられるでしょう。

その他にも格安SIMのメリットや大手キャリアとの違いがあるので、ここから詳しく解説します。

乗り換え時の注意点も解説するので、よりスマホ料金を安くしたい人はぜひ参考にしてください。

格安SIMの仕組みとメリット

格安SIMが大手キャリアよりも安く提供できる理由は、以下のような仕組みにあります。

回線・販売・サービスをよりシンプルにすることで各々にかかるコストを削減し、プラン料金を安くしています。

そのため、格安SIMには以下のようなメリットがあります。

格安SIMは料金が安い他、プランの幅が広いので自分の使用するデータ通信量に合わせて利用できます。

またdocomoが提供している格安SIM「ahamo」のように、同一携帯会社のサブブランドの場合は通信可能エリアに違いはありません。

オンライン上で申し込みから契約まで完了するので、忙しくて機種変更ができない人にもおすすめです。

大手キャリアとの違い

格安SIMと大手キャリアの主な違いは、以下の通りです。

項目	大手キャリア	格安SIM
料金	・比較的高め ・複数の付加サービスを含む	・必要最低限のサービスで低価格 ・多様なプランの選択肢あり
通信速度	・安定した高速通信 ・混雑時も優先的に回線確保	・基本的に同等 ・混雑時に速度低下の可能性あり
契約期間	・2年縛りなどの長期契約	・長期契約縛りなし ・解約も比較的簡単
サポート	・全国に実店舗あり ・対面サポート充実	・主にオンラインや電話サポート ・実店舗は少ない
端末	・最新機種含む幅広い選択肢 ・購入サポート充実	・選択肢が限定的 ・SIMフリー端末を自由に選択可
サービス	・キャリアメール ・クラウドストレージなど	・基本的なサービスに限定
家族割引	・充実している	・なし、または限定的
海外利用	・ローミングサービスが充実	・限定的、または別途契約が必要

大手キャリアはサービスが充実している分料金が高くなる傾向にありますが、格安SIMは必要最低限の内容で安く利用できます。

これらの違いをふまえると、以下のような人に格安SIMがおすすめです。

「大手キャリアを使ってるけどサービスを全て使いきれてないかも」という人は、ぜひ乗り換えを検討してみてください。

乗り換える際の注意点

格安SIMへの乗り換えを検討する際には、以下のようないくつかの注意点があります。

確認項目	詳細
端末の互換性	・現在の端末が格安SIMに対応しているか確認 ・SIMロックがある場合は解除が必要 ・非対応の場合は新端末の購入が必要
MNP手続き	・電話番号を引き継ぐ場合はMNP予約番号の取得が必要 ・MNP予約番号の有効期限（通常15日間）に注意
APN設定	・格安SIM利用開始後にAPN設定が必要な場合がある
解約金の確認	・現契約の解約金発生有無を確認 ・端末の分割払い残債がある場合は一括支払いが必要
バックアップ	・端末内のデータをバックアップ （連絡先／写真／アプリなど）
キャリアメール	・キャリアメールが使えなくなるため代替手段の準備

大手キャリアから格安SIMへの乗り換えは簡単にできますが、SIMロック解除やMNP予約番号の取得が必要な場合があります。

また端末代を分割払いにしており、まだ残積がある場合は一括払いを求められるので、乗り換え時期には注意してください。

さらに格安SIMでキャリアメールが使う場合は330円（税込）がかかるので、無料が良い人はGmailなどのフリーメールを取得しておくと安心です。

格安SIMへの乗り換える方法を具体的に知りたい人はこちら！ >>格安SIMへ乗り換える手順を紹介！事前準備や注意点も分かりやすく解説

携帯料金を安くしたい人におすすめのコスパが良い格安SIM

携帯料金を安くしたい人におすすめの、コストパフォーマンスの高い格安SIMは以下の通りです。

格安SIMはそれぞれ特徴や強みが異なるので、以下の点を考慮して選ぶのがおすすめです。

格安SIMへの乗り換え時は複数の業者を比較し、試用期間があれば利用するなど、自分の利用スタイルや重視するポイントに合わせて選択しましょう！

携帯（スマホ）の料金に関するよくある質問

ここでは携帯料金に関するよくある質問に回答します。

最後に疑問点を解消し、携帯料金の管理や見直しに役立ててください。

Q1：今月の料金がいくらか確認する方法は？

今月の携帯料金を確認する方法は、主に以下の3つがあります。

データ通信量や通話時間によっては想定以上の料金になる可能性があるので、定期的に確認することをおすすめします。

特に新しいプランに変更した直後や、普段と異なる使い方をした月は必ず確認するようにしましょう。

ただしアプリやマイページは最新の利用状況を反映していない場合があるので、目安として考えてくださいね。

Q2：iphoneの平均価格は？

iPhoneの価格はモデルや容量によって大きく異なりますが、概ね以下の通りです。

機種	価格帯
iPhone 15	124,800円～169,800円
iPhone 15 Pro	159,800円～234,800円
iPhone 15 Pro Max	189,800円～249,800円
iPhone 14	112,800円～157,800円
iPhone 14 Plus	124,800円～169,800円
iPhone 14 Plus	112,800円～157,800円
iPhone SE（第3世代）	62,800円～84,800円

第3世代から15シリーズの平均価格は、約150,000円です。

iPhoneは端末代だけで100,000円を超えるので、自分の予算と使用目的に合わせて慎重に選びましょう。

また購入後の月々の支払いや通信料金も含めて、総合的に判断することをおすすめします。

携帯（スマホ）料金を平均より安くしたいなら、格安SIMを検討しよう！

携帯料金を平均よりも安く抑えたい人にとって、格安SIMへの乗り換えはおすすめです。

格安SIMを利用することで、大手キャリアの半額以下の料金にできる可能性がある他、以下のようなメリットがあります。

格安SIMにはそれぞれ独自のサービスや特徴があるので、乗り換える際は事前に内容を比較し、自分に合ったプランを選びましょう。

格安SIMで携帯料金を大幅に削減し、より快適なライフスタイルを実現しましょう！